こんにちは、カラッと暮らしの案内人です。
9月の終わり。半袖を畳んで収納ケースへ入れようとしたとき、「洗ってあるから大丈夫」と、そのままふたを閉めたくなります。でも、首元に塗った日焼け止めが襟に移っていたり、洗濯で落としきれなかった汚れが残っていたりするかもしれません。次の夏に取り出して黄ばみに気づく前に、一度見直してみましょう。
衣替えで確かめたいのは、襟元の汚れを落とせているか、服の内側まで乾いているか、収納する場所は整っているかの三つ。汚れをリセットしてから、湿気を閉じ込めずにしまう順番です。全部を洗い直す必要はありません。よく着た服から、一枚ずつ見ていきましょう。
1.「洗った服」でも、襟・脇・袖をもう一度見る

しまい洗いで見落としやすいのは、肌に触れた部分です。洗濯で落としきれなかった皮脂汚れは、収納後の黄ばみやニオイにつながることがあります。まず襟、脇、袖口を明るい場所で見て、触って確かめましょう。
夏ならではの盲点は、日焼け止めや制汗剤です。最近はビタミンC配合の日焼け止めも見かけます。首元まで塗った日焼け止めが襟に移ったまま、服をしまっていないでしょうか。日焼け止めの成分が付いた部分が黄色くなることや、細かいパウダーが繊維に入り込み、いつもの洗濯だけでは落ちないことがあります。汗や皮脂が残って、収納中に黄ばむ場合もあります。
襟元に日焼け止めが付いたときの順番は次の通りです。
- 衣類の取扱い表示を見て、水洗いできるか確認する。色落ちが心配なら、使う洗剤を目立たないところで試す。
- 水洗いできる服には、「蛍光増白剤無配合」と表示された濃縮タイプの液体洗濯洗剤を汚れた箇所に付ける。生地を傷めないよう、汚れた部分をつまんで丁寧に洗い、よくすすぐ。蛍光増白剤は衣類を白く見せるために使われる成分で、「無蛍光」はそれを含まないという意味。洗剤の容器の表示で確認できる。
- 表示に合う方法で洗濯し、収納する前に襟元をもう一度確認する。汚れが残っていれば無理に強くこすらず、洗剤・衣類の表示に従って再度手入れする。

このように、襟元を部分洗いしてから全体を洗います。日焼け止めが付いた服に塩素系漂白剤をすぐ使うのは避けましょう。 成分の一部と反応してピンク色などに変わる場合があります。すでに時間がたった黄ばみは、皮脂などが酸化した可能性もあります。衣類の表示で使えると確かめた場合に限り、酸素系漂白剤を使ったつけ置きが選択肢になります。落ちない場合やデリケートな服は、無理に処理せずクリーニング店に相談しましょう。
2.「乾きやすい素材」と「汚れが落ちやすい素材」は別

スポーツウェアなどに多いポリエステルは、乾きやすい一方で、皮脂や汚れが残ってニオイにつながることもあります。早く乾いたから洗い上がりも十分とは限りません。畳む前にニオイや汚れを確かめ、気になる服だけ洗い方を見直します。
乾燥では、ポケット、脇の縫い目、厚い襟など、布が重なる場所も確認します。乾きにくいときは、布の重なりを減らして空気の通り道をつくり、室内なら風を当てる方法もあります。衣類によって適切な干し方は違うため、ここでも取扱い表示を先に見ます。
「表面は乾いたように見えるけれど、縫い目がまだひんやりする」。そんな服は収納を急がず、もう少し風を通しましょう。洗い直した襟元や厚い縫い目まで乾いてから畳みます。乾燥剤を入れる前に、衣類そのものを十分に乾かすことが先です。
3.ケースのふたを閉める前に、置き場所と点検日を決める

服をしまう前に、引き出しやケースの底、角、ふたの内側に汚れや湿り気がないか確かめます。気になるところは掃除し、ケースも乾いてから服を入れます。衣類と収納場所の両方が乾いていることが、湿気を閉じ込めない出発点です。
ぎゅうぎゅうに詰めると、次に取り出すときも状態を確かめにくくなります。たまに開けて、服と収納場所の変化を見る日を決めておくと、次の季節まで「しまいっぱなし」になりません。収納方法は、衣類の素材や収納場所に合わせて選びましょう。
収納場所の湿気も気になるなら、カラッと+の商品を使う方法もあります。カラッとヒーローは、靴だけでなくクローゼットの吸湿・消臭にも使えます。吸湿力が弱まってきたら、定期的に本体を天日干しして、吸い込んだ湿気を外へ逃がす。「入れっぱなし」にせず、干してまた使うところまでを収納の習慣にできます。
ふた付きの収納ケースで湿気が気になるときは、ケースや容器向けのシリカゲル乾燥剤「ドライヤーン」も選択肢です。ケースのふたの閉まり具合によって吸湿の働き方は変わるため、保管中も衣類とケースの状態を確かめましょう。50g・100gの分包品は、吸湿力が落ちたら天日干しして繰り返し使えます。タブレットタイプは使い切りです。どちらの商品も洗濯や衣類の乾燥の代わりにはならないため、衣類と収納場所を乾かしてから使います。衣類の黄ばみを防ぐ効果は確認できていません。

衣替えを一日で終わらせなくても大丈夫。よく着たTシャツを一枚選び、襟と脇の汚れを落とす → 厚い部分まで乾かす → 乾いた場所にしまう。その三つから始めれば、来年の夏の自分が服を取り出しやすくなります。
